クッキー型がなくても包丁で代用できる!型抜きなしで可愛いクッキーを作るコツ

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クッキー

クッキーを焼こうと思ったのに、手元にクッキー型がない。
そんな時こそ、包丁を使ったシンプルな成形テクニックが活躍します。
型抜きなしでも、工夫次第で見た目も味も満足度の高いクッキーは十分に作れます。
本記事では、型抜きの代用として包丁をどう使うか、きれいにカットするコツ、失敗しない生地の配合や冷やし方、さらに日常の道具を使ったアレンジアイデアまで、洋菓子のプロの視点から詳しく解説します。
読み終える頃には、クッキー型に頼らず、自信を持ってクッキー作りができるようになります。

目次

クッキーを型抜きなしで包丁で代用する基本アイデア

クッキー型がなくても、包丁さえあればクッキー作りは十分に楽しめます。包丁を代用する場合の基本は、生地を棒状や四角い板状に整え、冷やし固めてからスライスカットする方法です。
この方法は、プロの製菓現場でもスライスクッキーやサブレでよく用いられており、専用の型がなくても整った形が出せる実用的なテクニックです。
また、包丁は厚みを揃えやすいという利点もあり、焼きムラを防ぎやすくなります。

さらに、包丁を使った成形は、洗い物が少なく、作業時間も短縮できるのが魅力です。
子どもと一緒に作る場合でも、型をたくさん用意する必要がないため、準備がシンプルで済みます。
ここではまず、どのように包丁でクッキー型を代用できるのか、その全体像とメリットを整理していきます。

包丁でクッキー型を代用する考え方

包丁を型の代わりに使うときの発想は、あらかじめ生地を「切りやすい形」に整えておき、後から包丁で規則的にカットするというものです。丸型なら棒状に、四角や長方形なら板状にと、最終形をイメージして生地を仕込むと、きれいなクッキーに仕上がります。
カット後は、ほとんど成形を触らずに天板へ並べるため、生地がだれにくいのも利点です。

この方法を安定して成功させるポイントは、生地の固さ冷やすタイミングです。柔らかすぎる生地は刃にくっつきやすく、形も崩れやすくなります。一方で、しっかり冷えた生地はナイフでスッと切れ、角もシャープに残ります。レシピのバター量や粉のバランス、生地の温度を意識することで、包丁カットは格段にやりやすくなります。

包丁で作れる主なクッキーの形

包丁だけで表現しやすい形はいくつかあります。まず代表的なのが、棒状に成形して輪切りにするラウンド型のクッキーです。シンプルで焼きムラも少なく、初心者から上級者まで幅広く使われる基本形です。
次に、四角く板状にのばしてから格子状にカットするスクエア型やスティック型があります。これらは、アイシングをかけたり、チーズ風味や塩味サブレなど少し大人向けにも応用しやすい形です。

また、生地を二色用意して市松模様に組み合わせるチェッカークッキーも、包丁さえあればきれいに作ることができます。ロール状に巻いてからスライスする渦巻き模様なども同様です。
このように、単純なカットの組み合わせでもバリエーションは豊富で、クッキー型なしとは思えないほど見栄えのする仕上がりにできます。

型抜きなしのメリットとデメリット

包丁で型抜きなしのクッキーを作る最大のメリットは、準備と後片付けが圧倒的に楽なことです。専用の金属型やシリコン型を何種類も用意する必要がなく、洗い物も包丁とまな板、ボウル類程度で済みます。また、成形がシンプルなため、生地を練りすぎず、サクッとした食感を保ちやすいのも利点です。
さらに、棒状にして冷凍しておけば、食べたいときに必要な枚数だけスライスして焼ける、いわゆるアイスボックスクッキーとしての活用もできます。

一方でデメリットとしては、抜き型で作るような繊細な動物やキャラクター、花びら型などの複雑な形は表現しづらい点が挙げられます。包丁で面取りして多少の変化を付けることはできますが、曲線の再現には限界があります。そのため、見た目の可愛らしさを重視する場合は、後からアイシングやチョコペンで装飾するなど、別の方法で華やかさを補うのがおすすめです。

包丁でクッキーをきれいにカットする基本テクニック

包丁でクッキー生地をきれいにカットするには、道具の選び方と扱い方が非常に重要です。切り口がガタガタしていると、焼き上がりの見た目も不揃いになり、プロらしい仕上がりから遠ざかってしまいます。
逆に、刃筋が通ったシャープな断面が出せれば、シンプルな形のクッキーでもぐっと洗練された印象になります。

ここでは、包丁の種類や研ぎ方、生地をつぶさないための切り方、厚みを揃えるためのちょっとした工夫まで、家庭のキッチンでもすぐに実践できるテクニックを整理して解説します。普段の料理用の包丁でも、ポイントを押さえれば十分に美しいカットが可能です。

おすすめの包丁と下準備

クッキー生地をカットする際は、よく研がれた三徳包丁か牛刀のような刃渡りのある包丁がおすすめです。ペティナイフでも不可能ではありませんが、刃が短いと厚みがある生地や太めの棒状成形を一度に切り落としにくく、刃を前後させる回数が増える分、断面が乱れやすくなります。
刃はできるだけ薄く、重さでスッと入るものが適しています。

カット前には、包丁の刃先と側面をよく拭き、油分や水気を取り除いておきます。必要に応じて、薄く小麦粉をはたいておくと、生地がくっつきにくくなりますが、付けすぎると粉っぽくなるため、ごく少量で十分です。
まな板は安定したものを使用し、生地が滑らないよう、下に濡れ布巾を敷くなどして作業台をしっかり固定しておきましょう。

生地を崩さない包丁の動かし方

生地をつぶさずにきれいに切るコツは、押し切りよりも引き切りを意識することです。包丁を上から強く押し付けると、クッキー生地がつぶれて楕円形になったり、ひび割れの原因になります。
代わりに、刃元から刃先へとスッと引くように動かし、重力と刃の切れ味で落とすイメージでカットすると、断面が滑らかに整いやすくなります。

丸太状の生地を切る際は、刃を入れる位置に軽く印を付けてから、包丁を垂直に構え、深呼吸して一気に引き切ると安定します。もし生地が硬くてひび割れやすい場合は、冷蔵庫から出して数分置き、ほんの少し柔らかくしてから再チャレンジすると改善されます。それでも割れが目立つときは、レシピの粉とバターのバランスが硬すぎないか、次回配合を見直してみましょう。

厚みをそろえるための工夫

クッキーの焼き上がりを均一にするには、各枚の厚みを揃えることが不可欠です。厚さがバラバラだと、薄いものは焦げ、厚いものは中心が焼け切らないなど、食感にも大きな差が出てしまいます。
家庭で厚みを揃えるために使える簡単な方法として、定規やスケールを横に置きながら、カット幅を目で確認していくやり方があります。

さらに精度を高めたい場合は、同じ厚さの割り箸やルーラーを生地の左右に置き、その上をガイドにして包丁を動かすと、常に一定の厚みでカットできます。生地の棒状成形の長さをあらかじめ決めておき、狙う枚数を割り算して、1枚当たりの厚さの目安をメモしておくのも有効です。
このような小さな工夫を積み重ねるだけで、焼き上がりの安定感はぐっと増します。

包丁成形に向くクッキー生地とレシピの考え方

包丁でカットするクッキーに向く生地と、そうでない生地があります。例えば、砂糖が多くバターも柔らかめの生地は、冷やしても刃に絡みやすく、切り口がにじんだり、焼成中に広がりやすくなります。
一方で、粉の割合が多く、冷やすとしっかり固まる配合は、スライスしやすく、形も崩れにくいのが特徴です。

ここでは、サブレタイプやショートブレッドタイプなど、包丁成形に向いた生地の特徴を整理しながら、自宅で応用しやすい基本的な配合の考え方と、砂糖やバターの調整ポイントを詳しく解説します。既存のレシピを包丁成形向きに微調整したい方にも役立つ内容です。

包丁カットに適した生地の特徴

包丁カットに適したクッキー生地には、いくつかの共通点があります。まず、粉の割合が比較的高く、水分が少ないことです。これにより、生地が冷やした際にしっかり硬くなり、刃を入れても変形しにくくなります。
また、使う砂糖は、グラニュー糖よりも粉糖や細目グラニューのような粒子の細かいものを用いると、生地の締まりがよく、カットした断面もなめらかになります。

バターの量は多すぎると柔らかくなりますが、適量であれば風味とほろっとした食感を両立できます。卵は全卵よりも卵黄だけにする、あるいは少量にとどめることで、水分を抑えつつコクを出せます。
これらのバランスが整ったサブレ生地やショートブレッド生地は、包丁カットとの相性が非常によく、家庭でも扱いやすい配合です。

基本のサブレタイプとショートブレッドタイプ

包丁成形でよく用いられる代表的な生地が、サブレタイプとショートブレッドタイプです。サブレは、バターと砂糖がしっかり入ったリッチな配合で、サクサクと軽い食感が特徴です。卵黄を加えて風味やつながりを良くするレシピも多く、バニラやシトラスピール、ナッツなどのフレーバーとも相性が良好です。
冷やすと適度に締まり、輪切りにも四角切りにも向きます。

ショートブレッドは、粉に対してバターを多めにし、砂糖は控えめ、卵を使わないか、ほとんど使わない配合が一般的です。そのため、生地はもろく崩れやすい一方で、焼き上がりはホロホロとした独特の食感になります。
包丁でカットする際には、あまり細く切りすぎず、ある程度厚みを持たせることで、焼成中の割れを防ぐことができます。

砂糖とバターの割合による違い比較

砂糖とバターの割合は、生地の扱いやすさと焼き上がりの食感に直結します。以下の表は、粉に対する砂糖とバターの比率の違いによる特徴を比較したものです。家庭でレシピを調整する際の目安として参考にしてください。

粉:バター:砂糖 生地の扱いやすさ 焼き上がりの食感と特徴
3:2:1 比較的しっかりしており、包丁カットしやすい サクサク。甘さ控えめ。形が崩れにくい
2:1:1 やや柔らかめ。よく冷やせばカット可能 軽めでリッチ。膨らみやすく、縁が丸くなりがち
3:2:1.5 少しべたつきやすい。冷却必須 甘さしっかり。色づきやすく香ばしい

包丁成形をメインに考えるなら、粉を多めにした3:2:1前後のバランスが安定しやすくなります。甘さやコクを増やしたい場合は砂糖やバターを増やせますが、その分生地が柔らかくなるため、しっかり冷やしてから手早くカットするなど、扱い方でカバーすると良いでしょう。

型抜きなしでできるクッキーの形・デザインバリエーション

包丁と身近な道具を組み合わせれば、型抜きなしでも想像以上に多彩なデザインが作れます。単に丸くスライスするだけでなく、四角や三角、スティック状、市松模様や渦巻き模様など、組み合わせによって表情は無限に広がります。
さらに、焼き上がりにチョコレートをディップしたり、ナッツをまぶしたりすることで、見た目の華やかさもぐっと増します。

ここでは、包丁で作りやすい基本形から、少し手の込んだ模様入りクッキーまでを体系的に紹介し、具体的な成形手順とポイントを解説します。レシピ自体はシンプルでも、形とデザインの工夫次第で、贈り物にも使えるクオリティを目指せます。

スライスして作る丸型・スクエア型

もっともベーシックで失敗の少ないのが、スライスして作る丸型とスクエア型です。丸型は、生地をラップで包みながら棒状に転がし、直径3〜4センチ程度の丸太に整え、冷蔵または冷凍でしっかり冷やしてから、5〜7ミリ厚にカットします。
断面の円周が多少歪んでいても、焼成中にふっくらと丸みを帯びて、自然な雰囲気にまとまります。

スクエア型は、生地を板状にのばし、四辺を包丁で整えてから、格子状にカットしていきます。厚みをきちんと揃えれば、側面がシャープに出て、プロのサブレのような仕上がりになります。
表面にフォークで穴を開けたり、グラニュー糖をまぶすだけでも表情が付き、シンプルながら飽きのこないクッキーになります。

スティック型・細長い形の活用

細長いスティック型クッキーは、食べやすさと見た目のスタイリッシュさから、近年人気が高まっている形です。生地を板状にのばした後、幅1〜1.5センチ程度の帯状にカットし、さらにお好みの長さに揃えてスティック状にします。
厚みはやや薄めにしておくと、ポキっと軽快に折れる食感になり、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。

プレーンのほか、ココア生地や全粒粉生地、チーズ風味のセイボリークッキーなどにも応用できます。表面に溶かしチョコレートを斜めにかけたり、端だけディップしてアラザンやナッツを飾ると、ギフトにも映える一品になります。
形が揃っているのでラッピングしやすい点も、スティック型の大きなメリットです。

市松模様や渦巻き模様などのアレンジ

見た目にインパクトを出したい場合は、生地を二色用意して市松模様や渦巻き模様にするのがおすすめです。市松模様の場合、プレーンとココアの生地をそれぞれ棒状にのばし、同じ太さの角棒に整えます。それを縦横交互に組み合わせて四本または九本を一体化させ、冷やしてからスライスすると、断面にチェック柄が現れます。
包丁カットならではの直線的な美しさが生きるデザインです。

渦巻き模様は、プレーンとココアの生地を薄く長方形にのばし、重ねて端からロール状に巻いていきます。巻き終わりを下にしてラップで包み、冷やしてから輪切りにすると、バイカラーの渦模様が現れます。
どちらのアレンジも、きれいに仕上げるコツは、生地の厚みと幅をきちんと揃えることと、十分に冷やしてからカットすることです。

包丁以外で代用できる家庭の道具と使い方

クッキー型がなくても、キッチンや家の中にあるさまざまな道具を工夫して使うことで、形のバリエーションをさらに広げることができます。ガラスコップの縁や保存容器のフタ、ペットボトルのキャップなど、身近な丸いものは、即席の抜き型として十分に機能します。
また、竹串やフォーク、スプーンの背を使って模様を付けることもできます。

ここでは、包丁と組み合わせて便利に使える代用品を挙げ、それぞれの特徴と使い方、衛生面での注意点などを整理して解説します。専用の道具を買い足す前に、まずは自宅のキッチンを見回してみると、思わぬ発見があるかもしれません。

コップやグラスの縁を使う方法

最も手軽な代用が、ガラスコップやグラスの縁を使った丸抜きです。冷やして少しだけ柔らかくした生地を5ミリ前後の厚さにのばし、薄力粉を軽く付けたグラスの縁を型のように押し当てて抜いていきます。
縁が厚いグラスよりも、できるだけ薄口のグラスや金属製の計量カップなどの方が、切れ味が良く、縁がきれいに立ち上がります。

生地が縁にくっつきやすい場合は、こまめに薄力粉を付け直すか、冷蔵庫で生地を冷やし直してから再開すると、抜きやすくなります。
なお、ガラス製品を使う際は、力を入れすぎると破損の恐れがあるため、無理な力をかけず、軽く押し当てる程度にとどめることが大切です。

ペットボトルキャップや保存容器のフタ

小さめの一口クッキーを作りたいときは、ペットボトルのキャップや調味料容器のフタなども便利です。直径が2〜3センチ程度のキャップは、ミニサイズのクッキーにぴったりで、缶に詰めたときの見た目も愛らしくなります。
使用前には、必ず中性洗剤でよく洗い、しっかり乾かしてから使うようにしましょう。

保存容器のフタは、角型や楕円形など、多様な形をしたものがあるため、工夫次第でユニークなクッキーに仕上げられます。フタの縁がなめらかで、適度な厚みがあり、食材に触れても安全な素材であるかを確認してから使用してください。
抜いた後に、包丁で少し面取りして角を落とすと、焼き上がりがやさしいフォルムになります。

フォーク・スプーン・竹串でつける模様

形そのものはシンプルでも、表面に模様を付けるだけで印象は大きく変わります。フォークの背で表面を押して筋を付けたり、縁にフォークの先を等間隔に押し付けてリムのような装飾を施したりする方法は定番です。
ショートブレッドなどでは、表面に規則的に穴を開けることで、焼き上がりの割れを防ぎつつ、クラシックな見た目を演出できます。

スプーンの背で軽く押して楕円形を作り、中央に筋を引けば、コーヒービーンクッキーのような形にもなります。竹串は、細かなドット模様やライン模様を描くのに向いており、チョコペンと組み合わせれば、簡単な顔やハートなども表現できます。
このような装飾は、包丁カットのクッキーに動きを加えるのに非常に有効です。

失敗しないための冷やし方・焼き方のポイント

包丁で成形するクッキー作りでは、生地の冷やし方と焼き方が成功の鍵を握ります。生地が十分に冷えていないと、カット中に形が崩れやすく、焼成中にもだれて輪郭がぼやけてしまいます。
一方で、冷やしすぎると今度は包丁が入らず、ひび割れの原因になります。

焼成においても、オーブンの予熱温度や焼き時間、天板への並べ方によって仕上がりが大きく変わります。ここでは、棒状生地の冷却スケジュールや、冷凍保存から焼成する際の注意点、焼き色の見極め方などを体系的に解説し、安定した結果を得るための実践的なポイントを紹介します。

棒状成形からカットまでの冷却スケジュール

棒状に成形した生地は、冷却工程を段階的に行うと扱いやすくなります。まず、室温で混ぜたばかりの生地をラップで包み、軽く棒状に整えたら、冷蔵庫で30〜60分ほど休ませます。この段階では、生地が少し締まって扱いやすくなる程度でかまいません。
次に、一度取り出して棒の形をしっかり整え、ラップを巻き直してから、再度冷蔵庫へ入れます。

本格的なカットを行うのは、さらに1〜2時間冷やし、中心までしっかりと冷えた状態になってからです。時間に余裕があれば、冷蔵後に冷凍庫で15〜20分だけ表面をしっかり冷やすと、カット時の変形がより少なくなります。
ただし、完全にカチカチに凍らせてしまうと包丁が入りにくいので、刃が通る程度の硬さを見極めることが大切です。

焼成前後の生地温度と焼き上がりの違い

スライスして天板に並べたクッキー生地は、焼成前の温度によって仕上がりが変わります。生地が冷たい状態から焼き始めると、バターが溶けるまでに時間がかかるため、広がりが抑えられ、形が比較的くっきりと残ります。
一方、室温で柔らかくなった生地を焼くと、オーブンに入れた直後からバターが溶け始め、やや平たく広がりやすくなります。

包丁で整えたシルエットを優先したい場合は、天板に並べた後も冷蔵庫で10〜15分ほど冷やしてから焼くのがおすすめです。逆に、ほんのりとラフな広がりを楽しみたい場合は、室温に少し置いてから焼いてみるのも一つの手です。
お使いのオーブンやレシピの特性に合わせて、何回か焼き比べながら理想の状態を見つけてください。

オーブンの予熱・焼き時間の目安

クッキーの焼成では、オーブンの予熱をしっかり行うことが非常に重要です。一般的なサブレやショートブレッドタイプであれば、160〜180度前後で予熱し、焼き時間は15〜20分が一つの目安になります。
ただし、厚みやクッキーのサイズ、生地の砂糖量によって焼き時間は変動するため、最初の数バッチはこまめにオーブンの中を確認すると安心です。

焼き上がりの判断は、縁の色づきと全体の乾燥具合で行います。縁がうっすらきつね色になり、表面のツヤが消えてマットになっていれば、取り出しどきです。
焼きすぎると固くなり、焼き不足だと中心が生っぽくなるため、ご家庭のオーブン特性を把握し、2〜3分単位で微調整してベストな条件を探してみてください。

包丁クッキーをおしゃれに仕上げるトッピングとラッピング

包丁を使ったシンプルな形のクッキーでも、トッピングやラッピングを工夫することで、一気にギフト向けの華やかな仕上がりになります。見た目の印象は、味の先入観にもつながるため、自宅用であっても少し手を加えるだけで、食べるときのワクワク感が高まります。
特に、子どもや友人へのプレゼントには、色や質感を意識した装飾がおすすめです。

ここでは、焼成前にふりかける簡単トッピングから、焼き上がり後のチョコレートコーティング、アイシングによる装飾、さらにクッキー缶や袋詰めのラッピングアイデアまで、包丁クッキーを一段と魅力的に見せるテクニックを紹介します。

焼成前にできる簡単トッピング

焼成前に行うトッピングは、作業もシンプルで、焼き上がりと同時に仕上がるのが魅力です。代表的なものとして、グラニュー糖やきび砂糖を表面や縁にまぶす方法があります。
スライスした生地を軽く溶き卵でなで、その上から砂糖をまぶすと、焼き上がりにほのかなツヤとカリッとした食感が加わります。

また、刻んだナッツやアーモンドスライス、カカオニブなどを表面に軽く押し付けておくと、香ばしさと見た目のアクセントになります。生地の一部に抹茶やココアを練り込んでマーブル模様にするのも、包丁カットとの相性が良いアレンジです。
これらの工夫だけでも、市販品のような雰囲気を手軽に演出できます。

焼き上がり後に楽しむチョコ・アイシング

焼き上がったクッキーに後から加える装飾としては、チョコレートやアイシングが定番です。クーベルチュールチョコや製菓用チョコを湯せんで溶かし、クッキーの片側だけをディップすると、ツートーンカラーでぐっとおしゃれな印象になります。
固まる前にナッツやドライフルーツ、カラーシュガーを散らすと、華やかさがさらに増します。

粉糖と少量の水やレモン果汁で作る簡単アイシングは、クッキー表面に線やドットを描くのに最適です。固さを調整すれば、全面をコーティングしてツヤツヤの仕上がりにすることもできます。
包丁で作ったスクエア型やスティック型クッキーは、直線的な模様が映えやすく、シンプルなラインだけでもとても美しく見えます。

ギフトに映えるラッピングのコツ

ラッピングでは、クッキーの形や大きさに合わせて包み方を選ぶことが大切です。スティック型やスクエア型は、透明の袋に縦に並べて入れ、リボンやタイで留めるだけでもスタイリッシュに仕上がります。丸型や小さな一口サイズは、缶やボックスに詰めて層になるように並べると、開けたときの見栄えが良くなります。
その際、間にワックスペーパーを一枚挟むと、クッキー同士がこすれにくくなります。

ラッピング全体の色合いは、クッキーのトーンと合わせると統一感が出ます。例えば、バニラサブレにはベージュやホワイト、ココアクッキーにはブラウンやゴールドなど、近しいトーンを選ぶと落ち着いた印象になります。
手書きのタグや小さなメッセージカードを添えると、贈る相手への心遣いがより伝わりやすくなります。

まとめ

クッキー型がなくても、包丁を上手に使えば、家庭でも本格的なクッキー作りを十分に楽しめます。生地を棒状や板状に整え、しっかり冷やしてから包丁でカットすることで、丸型やスクエア型、スティック型、市松模様や渦巻き模様など、バリエーション豊かなクッキーを作ることができます。
ポイントは、生地の配合と冷却、そして包丁の扱い方にあります。

また、コップやペットボトルキャップ、フォークなど、身近な道具を代用すれば、さらに形や模様のレパートリーは広がります。焼成前後のトッピングやチョコレート、アイシングによる装飾、ラッピングの工夫を加えれば、シンプルな包丁クッキーが一気に特別なスイーツへと変わります。
ぜひ、ご自宅のキッチンで試しながら、自分らしいお気に入りの形とレシピを見つけてみてください。

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